雪のアムステルダム

日本から戻って来たら、オランダは一面真っ白であった。

運河も凍り、手袋なしでは手が痛い。

今年の年明けは地元の薬師というお寺に夜中に初詣に行った。

そこは6号国道に面した、小さな寺であるが、子供の頃には幼稚園もやっていて通ったところであった。

今では毎年の初詣客で、元旦の夜中には長蛇の列ができる。

彼にとっては、生まれて初めての「花火のない」静かな年越しであった。

元旦には筑波山の麓近くの、母の実家に行き、「ゆず」を取るという日本でしかできないことをした。

日本の冬の香りを胸いっぱいに満喫した。

こうして写真で見ると、日本の冬の日差しはほんとうに明るくて、暖冬とはいえ、心が晴れる。