スペシャルな方との一日
先日の土曜日、ランチコンサートで伴奏をさせていただいた。 ヴァイオリニストはValentin Zhuk氏。( http://valentinzhuk.org)
スクエアピアノの魅力
フォルテピアノには本当にいろいろな楽器がたくさんあって、スクエアピアノというのは、独特なカテゴリーである。ドイツ語、オランダ語ではtafelpiano (テーブルピアノ)とも呼ばれるが、同じものをさす。日本では見ることはもちろん、音色が聞けることというのは本当にまれであると思う。 当時裕福なアマチュアの間で流行っていた楽器である。欧米では最近流行ってきていて、グランドよりも楽器は小さいのでスペースもとられない、シンプルなアクションから、独特の音色が出る。家具と思ったら、ピアノだった!というステキなサプライズもお客さんに自慢できる。アンティークの好まれるオランダでは、自然に受け入れられているように感じる。もちろんごろごろしているわけではないが、愛好家はいる。 メーカーにこだわらなければ、楽器は意外と見つけやすく、わりに安価であるが修復しなければ弾けない状態の場合、修復にお金がかかるので、購入の際は注意がいる。 アムステルダムに来られたら、ぜひこの博物館で楽器を見に来て欲しい。 ほかにスクエアピアノのある観光におすすめスポットは Honing Breethuis, Zaandijk である。
スェーリンク・コレクション
今年に入ってから、音楽院時代に毎日朝から晩までお世話になった、スェーリンク・コレクションというフォルテピアノのコレクションの委員長の方から、私も委員にならないか、とお誘いいただいた。 光栄なことで、喜んでやらせていただくことにした。 このコレクションは、もともとコレクターのリン・ハスラー氏が始めたものである。 私がこのコレクションに魅せられ、ハーグからアムステルダムの音楽院に移ったまだアムステルダムの新入りの頃に、暖かいまなざしで見守り、どの楽器も演奏させてくれた。私の今の仕事はこのコレクションをもっと多くの方に知ってもらい、
ヒース地帯
2022年9月17日 夕方のヒースの続く自然地帯のお散歩。自転車で5分。なんと素晴らしい自然環境が近所に。紫のヒースは終わりに近く、でも気分をアップさせてくれる。気温15度。自然環境を保つため放牧されている牛やハイランダー、鹿などに出会います。
マギーポディウム
2022年8月29日 昨日はマギーポディウムで今シーズンスタート。ウォルメルフェールは二回目でした。20分づつ、今シーズンにここに登場するグループのプレゼンを二日間にわたりコンパクトに見られるようになっています。本コンサートは3月に登場させていただく予定です! 日本から帰って一週間でのコンディション作り、大変ですが良い刺激でした。今回は常にヘッドセットマイクで話す瞬間にオンにしてくれるアシスタントがあり、あまり声の大きくない私にはとても助かりました。
名古屋への旅
2022年8月15日 この夏は、日本に行きました。北海道旅行も素晴らしかった! そして一泊二日の名古屋へのフォルテピアノを訪ねる旅。FBでフォルテピアノファンでお知り合いになった黒田ゆかさんのご案内で、名古屋唯一というシュタインモデルのフォルテピアノを製作された片桐さんのスタジオへ。美しい木目でシュタイン独特の立ち姿でたたずまっていました。弾いているうちに楽しくなってきて、もっと弾きこんでこの楽器の本性に出会いたいな、と思わせてくれた楽器。 そして三重県菰野にある、ピアノ歴史館へ。 こちらの動画で紹介されている 移動楽器博物館を25年も続けていらっしゃるという、木村和人さん 。https://youtu.be/uOQBjgrKiSc これを見て、木村さんの活動に興奮し「いいね!!!」と楽しみに出掛けていきました。 楽器には動物の一部が使われているものが多いですが、「命を奏でている」ということを伝えていきたいとのこと。まさに、そうですね。楽器には命があり、生きています。 浜松の元楽器博物館館長 嶋和彦さんにも贅沢にもお会いすることができました! 嶋さんの言葉で印象に残ったこと「民俗楽器も古いピアノも、みなおなじく同等に楽器。」 菰野ピアノ歴史館は素晴らしいところです。オリジナルの楽器に初めて出会う方には、すばらしいコレクションだと思います。誰でも弾いてよいのです そしてそれぞれの個性、オランダにあっても菰野にあっても、ブロードウッドはブロードウッド、プレイエルはプレイエルという個性が光っています。 たくさんのピアノを愛する心に触れ、弾かれているからか、楽器達のが見えました。私の注目は有名メーカーと並びひっそりあったJacobiというアップライト。鉄枠がなく、プレイエルのアップライトと比べてみるのはいかがでしょうか。 古い楽器に出会うと、あまり弾かれていない楽器はもうちょっと起こしてあげなきゃなあ、と思うのですが、こちらの楽器達はお目覚めです。 そして黒田ゆかさん、長い一日ありがとうございました
Festival toetsenparade 連弾コンサートより
2022年6月19日 今晩8時15分より四手とソロのコンサートです。当初の2台フォルテピアノというプログラムから変更があり、シューベルトのヘ短調幻想曲などをアルテム・ベロギュロフ君と演奏します。急にいろいろありましたが、この名曲を、アルテム君と勉強できて嬉しいです。 プログラムは、シューベルトの他、デュセックの連弾曲作品73(ハープ曲が原曲)、モーツァルトの連弾 ニ長調 K.381, アルテムのソロ ゴットフリート・ウェーバーのソナタ作品15,私のソロ、メンデルスゾーン 幻想曲作品28 です。 チケットはお友達といって半額にしてもらえますので当日受付でも購入できるそうです。 @Het Veem festival Toetsenparade リハーサルがそろそろスタートします #toetsdestijds
アムステルダムのとある一角
2022年6月11日 アムステルダムのこの地域、地元の人に愛されている景色でしょう。 この写真は、駅の北側から北西へ水辺に沿って歩いて行きます。ハウトハーフェン houthaven という新しいエコ住宅も多い地域のほうへ。アムステルダムの中心部の家の価格が高騰し、狭いアパートに住んでいた子供のいる家庭で、共働きで収入も安定している家族が、近年この地域の広めの家に引っ越すのをよく聞きます。 新しい住宅で、くじ引きでその枠を取るのが大変だった、という話もたくさん聞きました。 子供たちが外で遊び、若い世代がすむフレッシュな雰囲気が漂っています。 生徒さんも何件もそちらに引っ越したので、自転車でレッスンによく行きました。 ヨルダーンとハウトハーフェンの間、スパールンダマー地区も愛着がある地域。 2007年から2019年まで、ヨルダーン地区に住んでいた頃、オランダの普通の家庭に行ってたくさん教えました。そのあたりからプリンセン運河の西地域まで、あちこちと「自転車操業」の出張レッスンに行った、懐かしい思い入れのある地区です。 #Amsterdam
オランダお城の日
2022年6月6日 「オランダお城の日」 90ぐらい(?)ある国内のお城のオープンデーです。映画撮影(以前にブログで紹介)でお馴染みのルーナースロート城で間もなく6回目のミニコンサートです。今朝はブロードウッドの調律でスタートしました。だんだんスクエアピアノのピンが早く見つけられるようになってきました ’Dag van het Kasteel. Ik ben in het Kasteel Loenersloot. Elke uur tijdens rondleidingen miniconcert op Broadwood tafelpiano uit 1829. De dag was begonnen met het stemmen van deze oude piano. Eindelijk heb ik beter tips gevonden om sneller pinnetjes te vinden op een tafelpiano.
オランダで乗馬教室
2022年5月30日 娘は毎週違う馬に乗り、各馬の癖や難しさを練習中。なんというラッキーな環境でしょうか。 アムステルダムから郊外に引っ越しして、50歳過ぎてのマイホームとマイカー。(それもフォルテピアノが入る!)乗馬のことはまるでわからないのですが、しばらく送迎をがんばろうと思います。 絶対やめない、と言っていますがいつまで続くことやら。どこまでも続く平地に囲まれたこのマネージェ(乗馬学校)に来て、馬屋の中で干し草の香りをかぐこの時間が、自分だったら選ばなかった、けれど貴重なときに思えます。